青森開港400年記念 Sea級グルメ、青森市に集結 2025年秋、海の味覚PR

 青森市が2025年に迎える「青森開港400年」、26年の「青森まちづくり400年」に向けた記念事業を企画する官民の実行委員会は13日、開港記念イベントの一環として、全国の港町のグルメを集めた「Sea(シー)級グルメ全国大会」を25年秋に開くと明らかにした。青森県では初開催。同日、青森商工会議所で総会を開き、24年度の事業計画を示した。

 Sea級グルメは、港を核とした交流の場として国の認定を受けた「みなとオアシス」や、その周辺地域とゆかりがある水産物の料理を指す。11年から各地のみなとオアシスで全国大会が開かれている。市によると、全国大会には例年20~25カ所のSea級グルメが出店し、来場者に気に入ったメニューを投票してもらう。2日間で4万~5万人ほどが来場するケースが多く、他のイベントと併催する事例もある。

 24年の全国大会は11月9~10日に鳥取県境港市で開催予定。実行委は24年度事業として、青森港独自のSea級グルメを開発し、境港市の大会に赴いて青森港のPRを実施する。

 実行委はこのほかにも、25年度に開港400年記念イベントを検討している。24年度はイベント招致に向けた関係団体の訪問、市民の機運盛り上げを図るイベントや周知活動を行う。

 実行委員長の西秀記青森市長は「港町としての400年の歴史をみんなで振り返り、未来の青森市を考える機会にしていきたい」と話した。

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