源氏物語の天井画、18日に限定公開 群馬・前橋市の産泰神社

 群馬県前橋市城南地区の「薪能まつり」に合わせて、同市下大屋町の産泰神社(鯉登茂行宮司)は18日限定で、県指定重要文化財の幣殿にある源氏物語の天井画=写真=を初めて一般向けに特別公開する。

 天井画は30枚あり、第1帖(じょう)「桐壺」から第30帖「藤袴」までの各帖から一場面ずつ描かれている。鯉登宮司は「大河ドラマ『光る君へ』の影響もあり源氏物語への関心が高いと思うので、初めて公開することにした」と話している。

 18日はまつりの一環として観世流能楽師の下平克宏さん(高崎市出身)らが能の舞囃子(ばやし)「須磨源氏」を上演し、保存会が太々神楽を奉納する予定。天井画の見学は能や太々神楽の観覧者を優先し、公演終了後の午後2時半ごろ~同4時ごろに行う。

 入場無料。問い合わせは同神社(☎027-268-1161)へ。

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