「AIずんだもん」3Dモデルが使用中止に 制作者が「不快な内容」と抗議

YouTubeチャンネル「AIずんだもん」を運営するきらっちさんがXで、東北ずん子・ずんだもんプロジェクトのキャラクター・ずんだもんの3Dモデルの使用を中止すると発表した。

3Dモデルの制作者から「不快な内容に利用されているため、利用をやめてほしい」と抗議を受けたという。併せて、きらっちさんは運営に不備があったとして謝罪した。

なお、5月13日に事情を説明するために行われた配信では、3Dモデルを無断で使用していたと発言している。

チャット欄のコメントに反応するAIずんだもん

YouTubeチャンネル「AIずんだもん」では、チャット欄のコメントにAIVTuber・AIずんだもんが応答する配信を行っていた。

AITuberとは、視聴者のコメントに反応して応答を行うキャラクターコンテンツのこと。AI技術を用いることで、まるでVTuberのようなやり取りが疑似的に行われる。

「AIずんだもん」も視聴者のコメントに直接的な応答が返ってくることで人気を集めたが、一方で、「AIずんだもん」に卑猥な言葉を発言させようとする視聴者が一定数いたことが問題視されていた。

きらっちさんも対応に当たっていたものの、技術的にチャット欄を制御できなかったと説明した。

きらっち「AIVTuberの更なる発展に寄与したい」

運営者のきらっちさん自ら、AIずんだもんの不快な発言を切り抜いた動画を投稿したことも批判を集めている。

この件には発表で触れており、「調子に乗って」いたとしている。また、制作者からの申し出を意図的に無視したのではないかという批判には、「すぐに認知出来なかった」と釈明した。

今後に関しては、モデレーターを増員し、別のずんだもんのモデルを使用して活動を継続する予定。「AIVTuberの更なる発展に寄与したいと考えております」と綴っている。

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