住み続けることも可能に 木造長屋型の仮設住宅の入居開始 石川・輪島市

能登半島地震の被災者が長く住み続けられる「木造長屋型」の仮設住宅への入居が14日、石川県内で初めて輪島市で始まりました。

県産の木材を使い周辺の景観に配慮した木造長屋型の仮設住宅は、輪島市里町の南志見多目的グラウンドに27棟・100戸建てられました。

コンパクトな1DKや車椅子の利用を考慮した部屋など5つのタイプがあり、和室のあるタイプもあります。

出村愛里さん「畳の部屋いい。思ったよりいいです。ガスレンジ、換気扇、戸棚普通にいい家や。最高です」

従来のプレハブ型は、取り壊すことを前提に原則2年で退去しなければならないのに対し、木造長屋型は2年が経過した後も公営住宅に転用され、住み続けることができます。

出村愛里さん「隣に知ってる人いると安心」

仮設住宅はこれまでに5794戸着工されていて、およそ4分の1にあたる1385戸が木造長屋型です。県は8月中には希望者全員が入居できる6400戸の完成を目指しています。

© MRO北陸放送