座間市教育史第三巻を発刊 海老名市・座間市・綾瀬市

座間市教育史 第三巻通史編(上巻)=市提供

座間市教育委員会はこのほど、座間市教育史の第三巻、通史編上巻(A5版338ページ)を刊行した。市立図書館や座間市公民館などで閲覧できるほか、1冊2千円で購入できる。

座間市教育史は、2007年に「年表編」を発刊し、直近では18年に第二巻近現代資料編が刊行されている。今回はこれに続く発刊で、所蔵資料を活用し、18年度から編さんに取り組んできた。

第三巻、通史編上巻は全6章で構成され、江戸中期の寺子屋を中心とした第1章の「近代教育のあけぼの」から、第6章の「大正期の教育」までを綴った。

第5章では座間市に伝わる「幼年会」について記した。郷土の教育者、鈴木利貞(1882―1938)が夜のお話会としてはじめた「幼年会」や、その勉強会が周辺の村々に広がった様子、若者たちが仲良くするために守った約束(柿の木の下のちかい)、鈴木と少年らの明治から昭和の活躍などをまとめた。

(問)市教育研究所【電話】046・252・8460。

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