【虎に翼】岩田剛典「花岡」がコクらずハグせず男上げる ネットで「一握りの男」と称賛

岩田剛典

14日のNHK連続テレビ小説「虎に翼」で語られた「一握りの男」がネット上で急上昇ワードに。ヒロインの寅子(伊藤沙莉)に思いを寄せる花岡(岩田剛典)がその1人として、好感度V字回復を果たしそうだ。

この日朝、X(旧ツイッター)では「一握りの男」を含む投稿が相次いだ。劇中、裁判官への試験に合格した花岡をツーショット会食で祝うことになった寅子を義姉で友人の花江(森田望智)がけしかける。色気のない義妹に「せめて口紅くらい」と勧め、普段と違う姿を見せても「そういうささいなことにお気づきになりそうな気の利いた殿方なんて、ほんの一握りだから」と世の男性一般について講釈した。

これを実践する寅子がおしゃれして弁護士修習中の法律事務所に出勤しても、男性の上司・同僚は無反応。「彼らは花江の言う一握りの男ではないようです」とのナレーションがかぶさる。ところが花岡は会うなり寅子の服が似合っているとほめ、「出た! 一握りの男」と〝ナレ認定〟された。

地元の佐賀地裁に赴任する花岡。食事を終えた2人は噴水の前にしばしたたずむ。が、事務所に寄って帰るという寅子を引き留めず「じゃ、またな」と別れた。告りもハグもなく、握手だけが交わされた。

ここは「一緒に佐賀に来てくれ」とか寅子を抱きしめるなどしがちな場面だが、Xでは「そうならなくてよかった」との反応も。寅子は会食の場で弁護士への思いを熱く語った上で、その店で最初に食事をした相手が花岡だったことを喜ぶ。そんな寅子に「ずるいよなぁ」と返す花岡は、胸の内を言うに言えなくなった様子。相手が〝恋愛ファースト〟ではないことも見抜いたとみられる。

そんな花岡に、「やはり『一握りの男』なので何も言わずに去ってしまう」「よく気がつく『一握りの男』だからこそ言えない」「一握りの男すぎたんだあ」「違いの分かる男」などと理解を示すX投稿が少なくない。ドラマ当初、明律大時代に女学生に敬意を示して紳士的に見られた花岡だったが、その後の「わきまえ」発言などの女性蔑視で株を下げた。「一握り」認定で好感度を再び上げそうだ。

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