すみか、「働き方改革支援補助金2024」により探究学習プログラムを中学・高校・自治体へ無償提供

すみかは、経済産業省が実施する「働き方改革支援補助金2024」の対象事業者として選定されたことを、5月9日に発表した。同補助金の対象となる6月~2025年3月(予定)の期間、全国の自治体・中学校・高等学校・教育支援センターは、すみかの提供する「課題探究プログラム-inori」「進路相談フェス-canau-」、および「探究コーディネーター」の「フルサポートプラン」「スタンダードプラン」「ライトプラン」を無償で利用できる。

「課題探究プログラム-inori」では、「総合的な探究の時間」などの授業において企業や地域の課題を提示してもらい、生徒自ら解決したいと思った課題に対して、グループに分かれて課題を分析し話し合い、企業や地域へ考えた課題解決策を提案する。生徒の主体的・対話的な学びと活動を通したソーシャルスキルの向上を促す、地域社会と連携したキャリア教育(探究学習)プログラムとなっている。

「進路相談フェス-canau-」は、生徒が自身の「ありたい姿」を言語化することによって、将来への不安の緩和やキャリア形成の基盤構築を目的としたプログラム。講演会のように一方的に話を聞くのではなく、生徒自ら相談相手を選んで、働く大人に対して少人数で進路相談ができる。

「探究コーディネーター」は、「総合的な探究の時間」の教育目標を決めて、目標を実現するためのカリキュラムを設計するとともに、達成できているかの伴走支援も行う。また、学校目標の実現を可能にするプログラム作りも実施する。なお、「フルサポートプラン」「スタンダードプラン」「ライトプラン」 の3つがある。

そのほか、オプションサービスとして探究サポートプログラム「放課後探究活動サポート」「放課後探究活動サポートプログラム」「壁打ちサポート」もある。探究活動にもっと取り組みたい学校へ、放課後の時間を活用した探究プログラムも提供している。

補助金交付申請の申し込み期間は5月19日までを予定しており、同社と学校のオンライン打ち合わせを経て6月~12月にプログラムを実施する。その後、2025年1月~3月の期間に実績報告を行う。

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