中部電が風力発電取りやめ 愛知、事業性なしと判断

 中部電力は14日、愛知県新城市と設楽町で検討している陸上風力発電所の建設を取りやめると発表した。最大20基の計画だったが、十分な風が吹かず事業性がないと判断した。

 計画では、両市町にまたがる3カ所計約6.4平方キロに発電機を設置し最大8万6千キロワットを発電する見込みだった。生活環境の悪化を懸念した住民らにより、事業の白紙撤回を求める運動も行われていた。

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