『湖の女たち』福士蒼汰、松本まりかの脇を固める“女たち” 若手俳優やバイプレイヤーが物語に深みを持たせるキャラクターを熱演

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吉田修一による同名小説を、『日日是好日』『MOTHER マザー』の大森立嗣が監督・脚本にて映画化した『湖の女たち』が、5月17日(金) より公開される。

介護施設での殺害事件を発端に、福士蒼汰演じる濱中圭介と松本まりか演じる豊田佳代が刑事と容疑者という立場でありながら抗えない関係に溺れ、人間の内なる欲望に目覚めるとともに過去から隠蔽されてきた真実を引き摺り出していくヒューマンミステリーだ。

琵琶湖にほど近い介護療養施設・もみじ園での老人の不審死事件をきっかけに様々な人間模様が渦巻く本作には、主要キャスト陣の脇を固め、物語にさらなる深みを持たせる“女たち”が登場する。

豊田の同僚である服部久美子を演じるのは根岸季衣。施設内の休憩室で日ごろから豊田にお灸を施すなど、誰にでも人当たりがよい印象の服部は、東京からやってきた週刊誌の若手記者・池田由季(福地桃子)を取材協力として自宅に招き入れることとなる。

根岸季衣

そんな服部の孫である中学生の少女・三葉を演じるのは土屋希乃。今回の三葉役をオーディションに勝ち抜いて手に入れた土屋は、落ち着いた中にどこか闇が垣間見える役柄を演じている。三葉は祖母のお灸道具の手配をしに、しばしばもみじ園に出入りするが、近頃は白衣を纏って生物部の取り巻き男子4人を引き連れ、琵琶湖のほとりでバードウォッチングに熱中している。また、かつて世間を震撼させた障害者施設での大量殺人事件の記事へのリンクをSNSに投稿しているのを池田に発見される。

土屋希乃

濱中の妻・華子を演じるのは北香那。出産を控える妊婦である華子は、刑事という多忙な仕事をこなす夫の良き理解者であるが、彼が時と場所を選ばず、徐々に豊田とインモラルな関係に溺れていっていることは知る由もない。

北香那

豊田の後輩・小野梓を演じるのは大後寿々花。何者かがもみじ園の外から不審死を遂げた老人・市島民男の病室の前へと移動していく様を映し出した不気味な動画がYouTubeにアップされているのを見つけ、先輩である豊田に思わず報告をする。

大後寿々花

事件が起きた日の当直の介護士である二谷紀子を演じるのは川面千晶。介護士という、時間が不規則且つ困難な業務に日々疲弊する豊田に対し、普段から彼女を気遣う一面をみせている二谷は、事件発覚後、豊田とともに濱中からの冷たく威圧的な事情聴取を受けることとなる。

川面千晶

市島民男の妻・市島松江(三田佳子)の若かりし頃を演じるのは穂志もえか。夫の民男とハルビンで暮らしていたが、終戦の前年の冬に白衣を着用した少年3人を含む5人の子どもが、表面が凍って一面の銀世界となった湖上を横切り、湖畔のボート小屋に入っていく姿を目撃する。

穂志もえか

物語の脇を固めるキーパーソンとなる“女たち”にも注目だ。

<作品情報>
『湖の女たち』

5月17日(金) 全国公開

公式サイト:
https://thewomeninthelakes.jp/

(C)2024 映画「湖の女たち」製作委員会

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