リヴァプール指揮官として臨んだ“最後のアウェイ戦”はドロー…クロップ監督「フラストレーションは感じない」

リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、アストン・ヴィラ戦を振り返った。13日、クラブ公式サイトが同監督のコメントを伝えている。

プレミアリーグ第37節が13日に行われ、リヴァプールは敵地でアストン・ヴィラと対戦した。試合は、2分にオウンゴールでリヴァプールが先制すると、同点とされて迎えた23分にコーディ・ガクポが勝ち越し弾を獲得。しかし、1点を追加して突入した終了間際にジョン・デュランから2点を奪われ、3-3で両者1ポイントずつを分け合った。

試合後のインタビューに応じたクロップ監督は、「フラストレーションは感じない。感じるべきなのかもしれないけど、そう思わないんだ。本当にハッピーだよ」と心境を吐露。「私たちは皆、1つのチームがすべてを賭けてプレーする試合を見てきた。アストン・ヴィラにとって、チャンピオンズリーグ出場権はおそらくすべてを意味するんだ」と同点に追いついて貴重な勝ち点「1」を獲得した対戦相手の姿勢を評価した。

また、「ウナイ・エメリのチームは歴史的に見ても非常によく組織されている」と称賛しつつ、「私たちは少し疲れ、組織が少し緩み、彼らはあまりにも多くのものを作り出した」と2点をリードした後のチーム状況を回想している。

さらに、「いつも楽しんでいるし、今日も楽しめた。これが最後だとか、そういう気持ちはまだない。最後だとわかっているけど、実感がわかないんだ。思っていた以上にプロフェッショナルだった」とリヴァプール指揮官として臨んだ“最後のアウェイ戦”後の胸中を告白。試合終了後に、敵地へと訪れたサポーターから大きな声援を受けたことに対しては、「私は完全に試合の中にいたけれど、彼たちがやっていることにはとても感謝しているよ。アウェイのファンはいつも狂っていた。彼らが何をし、どこにいたのか、何年もの間、私たちは彼らに何度も遠征を頼んだ。素晴らしい関係だった」と語り、「私はいつも感謝の気持ちを伝えようとしているし、今日も選手たちはプレーでそれを示してくれた」と口にした。

© 株式会社シーソーゲーム