厚木市 レジで声かけ、詐欺防ぐ ウイルス除去や修理騙る 厚木市・愛川町・清川村

(左から)川越さん、中田さん、加藤さん、横田署長

特殊詐欺の被害を防いだ厚木市内のセブンイレブンの店舗関係者に、厚木警察署(横田和道署長)から5月2日に感謝状が贈られた。

セブンイレブン厚木下荻野北店の川越義朗オーナーは3月6日に電子マネーの購入に訪れた男性に声かけし、パソコン修理費用をかたった特殊詐欺を防いだ。

厚木妻田北3丁目店の中田真由さんは、3月10日に電子マネーを購入しようとした男性に声をかけ、パソコンのセキュリティ対策費用をかたる特殊詐欺を防いだ。厚木旭町5丁目店の加藤那月さんは同様に3月27日、電子マネー購入に訪れた男性に声をかけパソコンのウイルス除去費用をかたる特殊詐欺を防いだ。電子マネーを求めた男性はいずれも70〜80歳代で、パソコン経由で被害に遭いかけた。

詐欺の主な手口は、ネットサイトを閲覧中に突然「警告」などの表示が出るというもの。通常は右上にあるバツ印で消せるが、見にくく隠され、なかなか消せない。次に「サポートセンターに連絡を」といったメッセージが表れる。うっかりクリックするとパソコン修理やウイルス除去といった画面や連絡先が表れ、その購入費用などとして電子マネー購入に誘導される仕組みになっているという。

© 株式会社タウンニュース社