公益大早期公立化、地元5首長に要望 庄内地域3経済団体

庄内地域の3経済団体が、地元5市町の首長に東北公益文科大の早期公立化を要望した=三川町・県庄内総合支庁

 庄内地域の3経済団体が13日、酒田市の東北公益文科大の公立化に関し、速やかに議論を進めるよう、地元5市町の首長に緊急要望した。

 3団体は、鶴岡商工会議所(上野雅史会頭)、酒田商工会議所(加藤聡会頭)、庄内地区商工会広域連携協議会(上野隆一会長)。3会頭・会長は、三川町の県庄内総合支庁で、庄内開発協議会(会長・矢口明子酒田市長)の2025年度重要事業の要望活動を終えた5首長と面会し、要望書を手渡した。上野会長は急速な少子化などから大学を取り巻く環境が厳しさを増していると指摘し、「県と庄内2市3町が取りまとめたロードマップに従い、26年4月の公立化を目指し、速やかに議論を進めてほしい」と述べた。矢口会長は「庄内開発協議会として早期の公立化を県に要望するとともに、2市3町の首長としてもしっかり支えていく」と述べた。

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