太陽表面で起こる大規模な爆発現象「太陽フレア」が原因とみられ、11日夜に北海道などで観測されたオーロラのような現象が、本県でも鶴岡市内で12日未明に確認された。由良海岸で山形市の男性が撮影した写真には、北の星空が赤くなる光景が記録されていた。
男性は山形市鉄砲町2丁目のカメラマン早坂七斗さん(20)。由良海岸の白山神社付近で12日午前0時ごろからミラーレスカメラでオーロラを狙い、同40分ごろに夜空がうっすらと赤く染まるカットを撮影した。早坂さんは「午前1時ごろまで肉眼でも分かるほど赤くなっていた」と話した。
仙台市天文台は「北を撮影した場合、少し赤っぽく写っているものがオーロラである可能性はある」と指摘した。
気象庁によると、地球の地磁気の大きな乱れ「磁気嵐」が11日に観測され、12日も続いた。今回の磁気嵐は太陽フレアが原因とみられる。