重量挙げ協会会長、香港を国と呼ぶ

香港挙重健力総会(香港重量挙げ協会)の葉永玉・主席は、今年3月のイベントでのスピーチで「特に香港のような小国では」と「香港独立」発言をしたとして公に謝罪した。5月11日付香港各紙によると、この件から5週間を経て、葉主席はあるアジア大会での英語スピーチで、参加選手は香港と台湾の代表を含む13の「国」から来ていると発言したことが明らかになった。特区政府は10日夜に声明を発表し、「中国香港と中華台北のチームが地域として出場したという事実と著しく矛盾しており、一国の原則に違反している疑いがある」と非難し、絶対に容認できないと強調した。

同協会がウェブサイトで発表した情報によると、同協会は5月6日から11日まで香港のクイーンエリザベススタジアムで「アジア装備筋力選手権大会兼アジアユニバーシティカップ2024」を開催。協会は5月6日に開催された開会式と競技会をSNSで生中継し、葉主席は英語でのスピーチの中で、この競技会には13の「国」からの選手が参加し、約200人が参加したと述べた。この事件の発覚後、関連映像は削除された。特区政府は声明を発表し、協会によるさまざまな程度のミスの連続事件を非常に重視していると強調し、香港体育協会・オリンピック委員会に対し徹底した調査を実施し、効果的な改善計画を提案するよう要請。政府は15日までに報告書を提出するよう求めた。

葉主席はスピーチで何度か間違いを犯している。前回は今年3月24日の「香港重量挙げ招待大会」で、葉主席は香港挙重健力総会が重量挙げとボディビルの2つの競技を担当しており、国際重量挙げ連盟と国際ボディビル連盟、香港体育協会・オリンピック委員会によって認められていると紹介し、「特に香港やオーストラリアなどの小規模な国」でも認められていると述べた。当時、特区政府は協会に対し、香港体育協会・オリンピック委員会に報告書を提出するよう要請しており、協会は4月末に報告書を提出していたことがわかった。同協会はまた、区旗を逆さに掲げた集合写真を少なくとも4回撮影し、公式出版物に掲載した。

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