ドジャースの山本由伸投手(25)は敵地サンフランシスコでのジャイアンツ戦に先発し、5回2/3を投げ、1本塁打を含み5安打4失点、6三振2四球だった。勝敗は付かなかった。打者24人に84球を投げ、防御率3・21。チームは延長10回の熱戦を6―4で制した。
ベッツの先頭打者弾で1点のリードを持って初回のマウンドに上がった。一死後、エストラダに左翼線二塁打を許すも続くチャプマンをスライダーで遊ゴロ、ウェードをスプリットで二ゴロに仕留めて無失点で終えた。
続く2回は2本の安打で一死一、二塁で打席は2年目、22歳の8番マトスで、今季は4打数無安打だ。しかし、初球の真ん中高めに甘く入ったカーブを狙ったようにフルスイング。逆転3ランを高々と左翼席に運ばれた。カウント球として多投していたカーブを狙われた。まさかの一発にぼう然とした表情だ。しかし、後続をキッチリ抑えた。
3回からフォーシーム主体の組み立てに変えて11球で三者凡退。4回は11球、5回も10球で三者凡退に抑え、味方の反撃を待った。すると5回に大谷が適時内野安打で2―3とすると、6回にラックスが適時二塁打を放ち、同点に追いついてくれた。
しかし、6回にまさかの展開に。一死後チャプマンにこの試合初四球で歩かせると、続くウェードに連続四球で一死一、二塁のピンチを招く。5番フローレンスは一邪飛に仕留めるも6番ラモスに左前に勝ち越し適時打を許し、ここで降板となった。2番手の左腕ベシアが後続を抑え、1点で終えた。すると直後の7回に代打K・ヘルナンデスが左翼ポール際に2号同点弾を放ち、負けが消えた。
チームは延長10回にスミスの2点適時二塁打で勝ち越し、接戦を制した。