サウジスマッシュ2024(5月1~11日/サウジアラビア ジッダ)が行われ、女子シングルスで早田ひな(日本生命)がベスト4入り。
また男子ダブルスで戸上隼輔(井村屋グループ)/篠塚大登(愛知工業大学)が準優勝、混合ダブルスでも張本智和(智和企画)/早田ひながベスト4となった。
女子シングルスは、早田ひな、伊藤美誠(スターツ)、張本美和(木下グループ)の3選手がベスト8入りを果たし、今大会で王曼昱(中国)を破って勝ち上がった異質型のバトラー(インド)を下した早田が唯一の準決勝進出。
準決勝では、2月の世界卓球で初勝利をあげている東京五輪女王の陳夢(中国)と対戦したがストレートで敗れた。
男子シングルスは、張本智和、篠塚大登、吉村真晴(株式会社SCOグループ)のベスト16が最高。
中でも大きな活躍を見せたのがパリ五輪代表にも内定している篠塚で、予選トーナメントをきっちり勝ち上がると、本戦2回戦では五輪2大会銅メダリストのオフチャロフ(ドイツ)にも勝利。
パリ五輪へ弾みをつける結果となった。
また篠塚は戸上と組んだダブルスでも躍動。2回戦で強豪の韓国ペアを下すと、準決勝ではフランスのルブラン兄弟ペアを撃破。
決勝は中国ペアにストレート負けを喫したが堂々の準優勝となった。
混合ダブルスではパリ五輪でもメダルが期待される張本/早田が準決勝進出。
しかし世界卓球の決勝でも2度敗北を喫している中国ペアの壁は高く、ストレートで敗れた。
女子ダブルスでは、パリ五輪の団体でペアを組む可能性が高い平野美宇/張本美和(木下グループ)が初戦敗退という悔しい結果に終わった。
【各種目結果】
●男子シングルス
優勝: 王楚欽(中国)
準優勝:フランツィスカ(ドイツ)
3位:林詩棟(中国)、チャン・ウジン(韓国)
●女子シングルス
優勝:陳夢(中国)
準優勝:孫穎莎(中国)
3位:早田ひな(日本生命)、王芸迪(中国)
●男子ダブルス
優勝:王楚欽/馬龍(中国)
準優勝:戸上隼輔(井村屋グループ)/篠塚大登(愛知工業大学)
3位:カールソン/シェルベリ(スウェーデン)、A.ルブラン/F.ルブラン(フランス)
●女子ダブルス
優勝:陳夢/王曼昱(中国)
準優勝:チョン・ジヒ/シン・ユビン(韓国)
3位:バヨル(ポーランド)/ ククルコバー(スロバキア)、リュウ・ヤンギ(オーストラリア)/ 呉詠琳(香港)
●混合ダブルス
優勝:王楚欽/孫穎莎(中国)
準優勝:黄鎮廷/ 杜凱栞(香港)
3位:張本智和(智和企画)/ 早田ひな(日本生命)、A.ルブラン/ユエン・ジアナン(フランス)
【日本選手の結果】
●男子シングルス
張本智和【3回戦敗退/ベスト16】0-3 F.ルブラン(フランス)
篠塚大登【3回戦敗退/ベスト16】2-3 グロート(デンマーク)
吉村真晴【3回戦敗退/ベスト16】1-3 王楚欽(中国)
戸上隼輔【2回戦敗退】2-3 カルデラノ(ブラジル)
松島輝空【1回戦敗退】2-3 林鐘勲(韓国)
※及川瑞基は予選トーナメント敗退
●女子シングルス
早田ひな【ベスト4】0-4 陳夢(中国)
伊藤美誠【ベスト8】3-4 王芸迪(中国)
張本美和【ベスト8】1-4 陳夢(中国)
平野美宇【3回戦敗退/ベスト16】0-3 陳夢(中国)
木原美悠【3回戦敗退/ベスト16】1-3 伊藤美誠
長﨑美柚【1回戦敗退】1-3 木原美悠
●男子ダブルス
戸上隼輔/篠塚大登【準優勝】0-3 王楚欽/馬龍(中国)
松島輝空/オ・ジュンソン(韓国)【2回戦敗退/ベスト16】0-3 梁靖崑/ 林高遠(中国)
●女子ダブルス
長﨑美柚/キム・ナヨン(韓国)【ベスト8】1-3 チョン・ジヒ/シン・ユビン(韓国)
木原美悠/チュ・チョンヒ(韓国)【2回戦敗退/ベスト16】0-3 バヨル(ポーランド)/ ククルコバー(スロバキア)
平野美宇/張本美和【1回戦敗退】1-3 リュウ・ヤンギ(オーストラリア)/ 呉詠琳(香港)
●混合ダブルス
張本智和/早田ひな【ベスト4】0-3 王楚欽/孫穎莎(中国)