鎌田大地が見せ場を作ったラツィオはCL出場へ望み ミランが1カ月ぶりの勝利|セリエA 第36節 結果まとめ

写真:鎌田大地のプレーに対して現地メディアから高い評価が送られた ©Getty Images

日本時間5月11日から14日にかけて、セリエA第36節の10試合が行われた。

ラツィオはホームでエンポリと対戦。鎌田大地はリーグ戦7試合連続の先発出場となった。序盤から鎌田がドリブルやスルーパスでラツィオにチャンスをもたらし、エンポリも何度かゴールに迫る中、前半アディショナルタイムにCKからパトリックがカンフーキックのようなシュートを決めてラツィオが先制する。後半も一進一退の攻防が続いたものの、ラツィオは鎌田が退いた直後の89分、スローインの流れからマティアス・ベシーノが流し込んで追加点。エンポリも最後まで粘りを見せたものの、2-0でタイムアップとなった。

インテルはアウェーでフロジノーネと対戦した。19分にダヴィデ・フラッテージのゴールで先制すると、後半に入り60分、77分と追加点を奪い勝利に近づく。80分にはラウタロ・マルティネスに久々のゴールが生まれ、その4分後にはマルクス・テュラムがカウンターから冷静なループシュートを決めて勝負あり。5-0の快勝で勝ち点を「92」に伸ばした。

ミランはホームでカリアリと対戦した。35分にイスマエル・ベナセルがこぼれ球を蹴り込んで先制すると、後半にはゴールラッシュを展開。59分にカウンターからクリスティアン・プリシッチが追加点を奪うと、相手に1点を返されながらも74分にティジャニ・ラインダースのロングシュート、83分にはカウンターからラファエウ・レオン、86分には再びプリシッチと得点を重ね、5-1でおよそ1カ月ぶりの勝利を収めた。

ナポリとのアウェーゲームに挑んだボローニャは、9分にダン・エンドイェのヘディングシュート、12分にはCKの流れからシュテファン・ポッシュのヘッドと早い時間帯に2点を奪う。守っては21分にGKフェデリコ・ラバーリアがPKをストップするなど相手の攻撃を零封し、2-0の勝利を収めた。

5位アタランタと6位ローマの直接対決は18分、シャルル・デ・ケテラーレがカットインから右足を振り抜いてアタランタに先制点をもたらすと、20分には再びデ・ケテラーレ。左からのクロスを冷静に沈めてリードを広げる。ローマも66分にロレンツォ・ペッレグリーニがPKを決めて1点を返したが、終始、優勢に試合を進めたアタランタが2-1で勝利。この結果によってボローニャは5位以上が確定となり、来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権を手にした。

ユヴェントスはホームで最下位サレルニターナと対戦したが、27分にCKからニコロ・ピエロッツィにヘディングシュートを決められ先制を許してしまう。その後は反撃姿勢を見せたもののなかなかゴールを奪えず、後半アディショナルタイムに入ってCKからアドリアン・ラビオがようやく同点ゴールを奪う。そのままタイムアップを迎え、CL出場権こそ手にしたもののボローニャにかわされて4位転落となった。

ジェノアはサッスオーロに先制を許したものの、後半に2点を奪い返し2-1で勝利。トリノもヴェローナに逆転勝利を飾っている。ウディネーゼはレッチェに2-0と勝利し、ファビオ・カンナヴァーロ新体制での初勝利を挙げている。フィオレンティーナは開始早々にモンツァに先制を許したが、その後2点を奪い返して逆転勝利を収めている。

◉セリエA 第36節 結果

フロジノーネ 0-5 インテル(ハイライト動画
ナポリ 0-2 ボローニャ
ミラン 5-1 カリアリ
ラツィオ 2-0 エンポリ(ハイライト動画
ジェノア 2-1 サッスオーロ
ヴェローナ 1-2 トリノ
ユヴェントス 1-1 サレルニターナ(ハイライト動画
アタランタ 2-1 ローマ(ハイライト動画
レッチェ 0-2 ウディネーゼ
フィオレンティーナ 2-1 モンツァ

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