水原一平被告、アメリカでドラマ化の裏で「手記」を海外の出版社に売り込みか

「私たちは核心に迫ります。富と名声にひそむ信頼と裏切り、そして罠の物語です」

映画『ラ・ラ・ランド』(2017年)など複数のアカデミー賞受賞作を世に送り出した制作会社・ライオンズゲートのプロデューサーが冒頭のようにコメント。大谷翔平から約26億円もの金をだまし取った元通訳・水原一平被告を題材にしたテレビドラマ化を発表した。

水原被告については、5月9日に新たに「歯の治療費」として大谷選手から約930万円をだましとったことも判明したが、“事実は小説より奇なり”な事件とあって、映像化されれば世界中で大きな注目を浴びるのは間違いないだろう。

一方で、水原被告のほうも自らメディアにある売り込みをかけていると見られている。

「連邦地検によると、水原被告は虚偽の納税申告によって約6億3600万円の所得を申告しておらず、約1億7800万円を追加で納税することをも義務付けられています。水原被告はこれについても大谷に助けを求めるも当然、断られてしまった。そこで、自身の手記を高く買い取ってもらうべく出版社に売り込みをかけているようです」(メディア関係者)

そんな噂を聞きつけ、さっそく国内の大手出版社が接触したというが――。

「複数の出版社が1000万円以上のギャラを提示したといいますが、水原被告が求める“億単位”とは隔たりが大きすぎて話がまとまらなかったそう。そもそもエンゼルス時代から大谷と水原に取材をしていた日本の記者はたくさんいますから、裏でいまだ、水原とはつながっているようです。ただ、水原被告は日本よりも高額な印税が見込める海外の出版社にアプローチしているとか。大谷の“知られざるエピソード”などをちらつかせて、高額のギャラを引き出そうとしているよう」(前出・メディア関係者)

いずれにせよ、事件がクローズアップされることは、大谷にとってははた迷惑な話だろう。

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