難産の末生まれたカマイルカの赤ちゃんをお披露目 小さな尾びれ元気いっぱい動かす

生後11日目のカマイルカの赤ちゃんがメディアに公開されました。

難産でしたが、母子ともに健康ですくすく育っているということです。

2年前の死産乗り越え「サンゴ」が出産

RKB下濱美有記者「小さくてとても可愛い仔イルカ。お母さんと一緒に優雅に泳いでいます」

小さな尾びれを元気いっぱいに振って泳ぐカマイルカの赤ちゃん。

体長は約95センチ、性別はまだ不明です。

5月3日に福岡市のマリンワールド海の中道で飼育しているカマイルカの「サンゴ」から誕生しました。

母親のサンゴは2年前の5月にも出産しましたが死産でした。つらい経験をのりこえ無事出産したサンゴ。今回の出産も、赤ちゃんの生存率が低下するといわれる2時間を超える約3時間での出産と「難産」でしたが、母子ともに健康でお母さんの「サンゴ」からの授乳ですくすく育っているということです。

マリンワールド海の中道・展示部海洋動物課 木下克利課長「実際に出産が始まってからはみんな大丈夫かなとドキドキしながら。時間が1時間半すぎたころからひやひやして『何か出来ることない?』って10何人でこのプールを見守っていましたので産まれた瞬間は歓声があがってうるさいくらいでした。感激を与えるイルカになってくれれば」

親子は現在、ショープールの後ろの予備プールで飼育員が24時間体制で見守っています。

赤ちゃんは、今後一般公募で名前が決まり、一般公開される予定です。

マリンワールドにはカマイルカが4頭(メス2頭、オス2頭)いて、今回の赤ちゃんで5頭目になります。

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