宇宙ビジネスアイデア、最優秀賞に1000万円–「S-Booster 2024」の参加募集が開始

内閣府は5月13日、宇宙ビジネスアイデアコンテスト「S-Booster 2024」の参加募集を開始したと発表した。宇宙ビジネスの裾野拡大と宇宙ベンチャーの創出・育成を目的にしたビジネスコンテストで、2017年に初開催。2024年で7回目の開催となる。

S-Booster 2024では日本とアジア・オセアニア地域を対象に、起業や事業化をめざす社会人、学生、個人、異業種などの参加を受け付ける。また、専門家によるメンタリングを通じて、その事業化の支援も目指す。

優れたアイデアに対しては、「最優秀賞」として1000万円、「審査員特別賞」として100万円、「アジア・オセアニア賞」として100万円を授与する。また、スポンサー企業からスポンサー賞として各50万円が授与される。スポンサー企業にはANAホールディングス、スカパーJSAT、ソニーグループ、大正製薬、本田技術研究所、三井物産、横河電機が名を連ねる。さらに、「JAXA賞」と「NEDO賞」として、それぞれハンズオン支援を提供する。

前回のS-Booster 2023では、1カ月に1度の格安の小惑星資源探査を、複数の超小型衛星を用いた深宇宙コンステレーションによって実現する構想を掲げる「Astromine」が最優秀賞を受賞。実際に2024年4月に企業として発足している。

内閣府は「これまで宇宙に関わってきた人をはじめ、宇宙から遠いと感じていた異業種やベンチャー、起業を目指す起業家や学生などの積極的な応募をお待ちしている」とコメントした。

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