クブチ砂漠でネジアヤメが満開 中国内モンゴル自治区

クブチ砂漠でネジアヤメが満開 中国内モンゴル自治区

 【新華社フフホト5月14日】中国内モンゴル自治区の庫布其(クブチ)砂漠に位置するオルドス市ハンギン旗では地面の積算温度が急速に上昇し、2万ムー(約13平方キロ)余りにわたりネジアヤメが開花した。

 ネジアヤメは寒さと暑さ、乾燥、踏みつけに強く、塩・アルカリ耐性が高いため、土壌改良に用いることができる上、観賞性や薬効、生態学的価値なども備えている。

 クブチは中国で7番目に大きい砂漠で、面積は2790万ムー(1万8600平方キロ)。地元政府が立ち入りや放牧を禁じて生態系の修復、保全を進めたことで、ネジアヤメの生育面積は徐々に拡大し、現在では内モンゴル西部有数の観賞スポットとなっている。(記者/李雲平)

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