「もし来てくれたらの仮定の話ですけど...」パリ五輪前のアメリカ遠征でOA招集はある? U-23日本代表・大岩剛監督が見解

パリ五輪に出場するU-23日本代表の大岩剛監督が5月14日、報道陣の取材に応じた。

大岩ジャパンは4月に行なわれたU-23アジアカップで4大会ぶりの優勝。8大会連続の五輪出場を決めた。指揮官は最低限の目標であった大舞台への切符を掴んだ今、アジア杯で感じたプレッシャーを改めてこう振り返った。

「当然、プレッシャーは僕だけじゃない。選手がものすごくプレッシャーを感じていて、それをいかに取り除いてあげるかっていう作業もしていた。でもやっぱりあれだけの見られ方をするというのは、彼たちもものすごく経験になったと思う。

それぞれの立場でみんなプレッシャーを感じていたと思います。監督もコーチも。あとは裏方さんもいますけど、そういう人たちもそれぞれのポジションで、ものすごくプレッシャーを感じていたと思う。喜びよりも何かミッションを自分たちで終わらせることができたというほっとしたっていうのが正直なところです」

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国民からの期待を一身に背負いながら、その大きなプレッシャーを乗り越えたU-23代表。7月にはパリ五輪へと挑むが、その前の6月にはアメリカでU-23アメリカ代表との強化試合、2連戦を行なう。そこで気になるのは、この時点でオーバーエイジ選手を呼べるのかという点だ。

これについて大岩監督は「現時点では分からない」としつつも、「もし来てくれたらの仮定の話ですけど…」と続け、次のように語った。

「大会(五輪)の登録が18人なので、そういうところも関係してくる。アジアカップの前にもオーバーエイジのことを話しましたけど、そのときと同じです。当然、その時からU-23の選手たちだけでいくことも想定をしているし、OAが来てくれた時のことも想定していた。本当にいろんな想定をしています」

また、OAがU-23代表に入ることの影響にも言及。「我々の望んでいる選手が我々のグループに入ってくることで、チーム力が上がっていくか、個人の成長があるかも当然考えないといけない。それ(OA)が入ったから良い悪いではなく、それが1人かもしれないし、2人かもしれないし、3人なのかもしれない。ゼロかもしれないっていうのも、しっかりコミュニケーションを取ってやりたい」とOAの招集は慎重に決めていきたいとした。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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