【F1】フェラーリがメルセデス幹部を〝禁断の引き抜き〟で波紋「人事クーデターだ!」

F1フェラーリが、ライバルのメルセデスから上級幹部2人を電撃的に引き抜いて波紋を呼んでいる。

13日にフェラーリは、ロイック・セラ氏とジェローム・ダンブロジオ氏が今年10月から入団することを発表した。

2人ともこれまでメルセデスを支えてきた屋台骨で、フェラーリ移籍後にセラ氏はシャシーパフォーマンス部門の責任者、ダンブロジオ氏は副代表とドライバー・アカデミーの責任者を兼務とそれぞれ重責を担うことになった。

エースドライバーのルイス・ハミルトンがすでにフェラーリ移籍を発表しており、それに続く上級幹部の相次ぐ流出は物議を醸している。

ドイツ放送局「シュポルト1」は「人事クーデターだ!」との見出しでその衝撃を報道。「フェラーリがメルセデスのエースを獲得。メルセデスドライバーのルイス・ハミルトンのフェラーリへの移籍は大きな波紋を呼んでいる。そしてチームはさらに、2人のトップスタッフをライバルに奪われた」と伝えた。

さらに同局は「フェラーリはメルセデスへの引き抜きを続けている!」と指摘。ともに長年の伝統を誇る名門同士の〝禁断の移籍〟は、まだまだ加速していくかもしれない。

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