ロシア国防省人事担当幹部、収賄容疑で拘束 高官2人目

[モスクワ 14日 ロイター] - ロシアの連邦捜査委員会は14日、国防省人事総局長のユーリー・クズネツォフ中将を収賄容疑で拘束したと発表した。家宅捜索で100万ドル以上の現金や貴金属などが発見された。

委員会は同氏が「特に多額の賄賂を受け取った」疑いがあると指摘した。

「調査によると、クズネツォフ氏は2021年から23年にかけて、ロシア軍参謀本部第8総局の総局長として、商業組織の代表者から便宜を図る見返りに賄賂を受け取っていた」と説明した。

4月23日にイワノフ国防次官が拘束されたのをはじめとして、少なくとも5人がこれまでに贈収賄に関与した疑いで逮捕されている。

プーチン大統領は12日、国防相の交代を発表。国防相だったショイグ氏は安全保障会議書記に就任する。

捜査当局によると、クズネツォフ氏への家宅捜査により、100万ドル以上の現金と外貨、金貨、時計、その他の高級品が見つかった。

クズネツォフ、イワノフ両氏は最高15年の禁固刑が科される可能性がある。

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