【夏場所】伯桜鵬が2連敗 右上腕負傷も強行出場「力が入らないけど出ると決めた」

連敗の伯桜鵬

逆境を乗り越えられるか。大相撲夏場所3日目(14日、東京・両国国技館)、十両伯桜鵬(20=伊勢ヶ浜)が十両千代栄(33=九重)に突き落とされて連敗。1勝2敗と黒星が先行した。2日目の13日の取組で右の上腕二頭筋を負傷。病院で検査を受けたところ「断裂していた」という。

それでも、強行出場を決断。この日は患部にテーピングを施して土俵に上がった。伯桜鵬は「力が入らないけど、出ると決めたので。皆さん(他の力士も)ケガをしながらやっている中で、一緒。出る、出ないは自分で決めること。出る以上は土俵に上がって相撲を取るのが仕事」と言い切った。

3月の春場所後に宮城野部屋が閉鎖し、伊勢ヶ浜部屋へ転籍。新天地で土俵に臨む伯桜鵬は「やるべきことをやらないといけない。残りを頑張ります」と巻き返しを誓った。

© 株式会社東京スポーツ新聞社