中国ホーサイ、米政府を提訴 取引禁止リスト追加に不服

[サンフランシスコ 13日 ロイター] - 中国を拠点とするホーサイ・グループは13日、同社を取引禁止対象の中国軍事関連企業に指定するリストに追加した米政府の決定を不服として連邦地裁に提訴した。

ホーサイ・グループは自動運転車などに搭載されるレーザー光で障害物との距離を測定するセンサー「LiDAR(ライダー)」を製造している。米国防総省は1月、同社などを「1260H」と呼ばれる取引禁止対象の企業リストに追加した。

同社は「中国政府や軍のいかなる組織もホーサイ・グループの経営や戦略、研究開発業務に影響力や支配力を及ぼそうとしていない」とし、中国国外の株主が過半数を所有していると説明。

リストに加えられたことで「深刻な風評被害や株価の大幅な下落、ビジネスチャンスの喪失」を招いたとし、同社のリスト除外を米政府に命じるよう求めた。

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