現金など盗み酒気帯び運転も 陸自金沢駐屯地 36歳の隊員を懲戒免職

陸上自衛隊金沢駐屯地は、現金などを盗んだり飲酒運転をしたとして、36歳の隊員を懲戒免職処分にしました。

処分を受けたのは、金沢駐屯地の第14普通科連隊に所属する36歳の2等陸曹です。自衛隊は隊員の性別を明らかにしていません。

金沢駐屯地によりますと、2等陸曹は2022年2月21日の深夜、訓練で訪れていた県外の自衛隊施設に不正に侵入し、他の隊員の所持金やメガネなど9500円相当を盗んだということです。

また2023年9月21日の早朝には、警察に酒気帯び運転の疑いで検挙され、罰金刑を受けました。駐屯地によりますと、2等陸曹は、前日の夕方から市内の飲食店で瓶ビール4本とハイボール5杯程度を飲み、車で仮眠をとったあと、酔いが覚めたと判断して運転したあとに警察から職務質問を受けたということです。

2つの事案を受け、金沢駐屯地は14日付けで2等陸曹を懲戒免職にしました。

金沢駐屯地での自衛官の飲酒運転が発覚したのは2024年に入ってから2件目で、第14普通科連隊の野田哲徳連隊長は「隊員に対するきめ細かい指導を行っていく」とコメントしています。

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