だから試合がしたかった… 広島カープ「母の日」“地元で最強説” ことし 雨天中止も 過去はこんなに劇的!

ことしは雨のために中止となってしまった「母の日」の広島カープの試合。振り返ってみると、劇的なことが多かったんです。

10年前(2014年5月11日)、菊池涼介(当時24)が2年連続、「母の日」に満塁ホームランを放ちました。

そして、2連覇を果たすシーズンの「母の日」(2017年5月14日)には 鈴木誠也 が、逆転ツーランホームランを放つ活躍でお立ち台に上がりました。

広島カープ(当時) 鈴木誠也 選手
「東京にいるお母さん、きょう、俺やったよ!」

そして、2019年5月12日の「母の日」、ユニホームもピンクになりました。先発したのが、当時、先発ローテーション入っていた アドゥワ誠 投手でした。立ち上がりにピンチはありました。ここを打ち取ると、波に乗ります。

気が付けば9回です。最後は 上本崇司 選手がセカンドでファインプレー。先発初勝利で初完投を成し遂げたのが、5年前のアドゥワ投手でした。すると…

広島カープ アドゥワ誠 投手
「何もプレゼントとか考えていなかったので、きょうの勝利ボールを渡そうと思います。テレビの前のお母さん、俺やったよ!」

田村友里 キャスター
「これ、決まり文句みたいになっていますね」

そんな「俺やったよ!」の 松山竜平 選手ですが、お母さまが始球式に登場したのが2年前の「母の日」(2022年5月8日)でした。

このあと、この試合はとんでもないことになりました。

実況 石田充 アナウンサー
「(DeNA)東(克樹)が第1球を投げました。(西川龍馬・当時広島が)初球を引っ張った。ライトへのボール。伸びるぞ、ライト、ポールぎわ。白球が伸びてスタンドに入りました。2試合連続…」

初回からよく点が入り、3回で9ー0。なおもチャンスで…

実況 石田充 アナウンサー
「末包(昇大)、満塁のチャンス。9対0、カープがリード。1球目を投げました。打った。レフトへ、グーンと白球が伸びるぞ、伸びるぞ。伸びた。2階席に飛び込んだ。グランドスラム!」

3回で13ー0。

実況 石田 充 アナウンサー
「小園(海斗)に対して1球目を投げました。初球を打った。ライトに上がったんですが、これは上がり過ぎかな。ライト、下がっていくぞ。打球が伸びる。伸びて、フェンスを越えました。距離、十分でした」

小園のピンクのバット、よく飛びます。そして、マクブルームにもこの日、2本のホームラン。マツダスタジアム史上最多の17得点という「母の日」でした。

広島カープ 末包昇大 選手
「松山さんのお父さん・お母さん、俺やったよ!」

◇ ◇ ◇

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
違う、違う…

青山高治 キャスター
(笑)よくわからなくなる。

石田充 アナウンサー
という、何かが起こる「母の日」のマツダスタジアムだったので、12日はやりたかったというのもあるんですけれどもね。歴史に残る母の日。

天谷宗一郎 さん
いやあ、やりたかったですね。

田村友里 キャスター
すごいですね。17得点!

石田充 アナウンサー
1試合であれだけ実況をわたしもできたんですが、今シーズンは1か月経って、まだ2点しか実況できていないっていう…

青山高治 キャスター
得点シーンが2点しかないんですか?

石田充 アナウンサー
12日は中止になったし…

田村友里 キャスター
“得点入らない男” ですね。

石田充 アナウンサー
そういう年なんです…

(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)

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