韓国野党代表が竹島上陸、出港前の日本記者の質問が韓国で話題に「マナー違反」「応酬がすばらしい」

14日、韓国・アジア経済によると、4月の総選挙で躍進した革新系野党「祖国革新党」の代表で、文在寅前政権時の元法相、チョ・グク代表が13日、竹島に上陸した。写真は竹島。

2024年5月14日、韓国・アジア経済によると、4月の総選挙で躍進した革新系野党「祖国革新党」の代表で、文在寅(ムン・ジェイン)前政権時の元法相、チョ・グク代表が13日、竹島(韓国名・独島)に上陸した。韓国では、出港前のチョ代表に日本の記者が「なぜ竹島に行くのか」と質問したことが話題となっている。

記事によると、FNNは13日、「『なぜ(日本固有の)竹島に行くのですか?』“タマネギ男”直撃に『どなたですか?』 韓国第3党のチョ・グク代表 竹島に向けて出港」と題する記事を報じた。アジア経済は「タマネギ男とは、日本のメディアがよく使うチョ代表のあだ名で、娘の不正入試に妻のチョン・ギョンシム東洋大元教授が関わり、自身も職権乱用などの疑いを受けるなど『剥いても剥いても疑惑が出てくる』という意味でつけられたもの」と説明している。

YouTubeに公開された映像では、FNN記者の「おはようございます。なぜ竹島に行くのですか?」との質問に対し「どなたですか?。教えていただけますか。初めてお会いする方なので」と応えるチョ代表の姿が映っている。FNNは「記者が独島ではなく竹島という言葉を使うとチョ代表の表情が一変し、質問に答えずその場を去った」と説明した。

チョ代表は竹島で、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権の対日外交を「屈辱外交」と批判する声明を発表した。声明には、日本政府の行政指導から始まったLINEヤフー問題をめぐる尹政権の外交失敗を指摘する内容も含まれたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「韓国人が韓国の土地へ行くだけなのになぜ騒ぐのか」「独島はあるが竹島はない。チョ代表は独島へ行ったのであって、竹島に行ったのではない」「日本人が沖縄に行く時に、韓国の記者に『なぜ沖縄に行くのですか?』と聞かれたらどう?ぼうぜんとするはず」「こんな質問をされるようになったのも全て尹政権の親日外交のせい」「韓国人に独島について質問する時に『竹島』を使うのはマナー違反」「チョ代表の応酬がすばらしい」などの声が上がっている。

また「これのどこが応酬?」「なぜ『独島は韓国の領土だ』と言わずに去った?」「『独島のことか?』と聞き返すべきだった。情けない対応だ」などの声も見られた。(翻訳・編集/堂本)

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