詐欺の疑いで暴力団組員の男を13回目の逮捕 群馬県警

 群馬県警組織犯罪対策課と太田署などは13日、詐欺の疑いで、前橋市の指定暴力団稲川会系組員のとび職の男(22)を再逮捕した。逮捕は13回目で、現金回収の指示役だったとみられる。

 再逮捕容疑は仲間と共謀して昨年5月9日、千葉県柏市の男性=当時(74)=の携帯電話に、おいを装って「会社の書類をなくした。今日中に契約金を支払わないと首になる」などとうその電話をかけて現金800万円をだまし取り、同月17日にも同県船橋市の女性=当時(74)=から現金200万円をだまし取った疑い。

 県警は、捜査に支障があるとして認否を明かしていない。男は群馬、埼玉、神奈川など5県で発生した特殊詐欺に関わったとして、今回を含め計13件(被害金額計3500万円)摘発されている。

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