ISO文化遺産保護技術委員会設立 北京故宮博物院に事務局

ISO文化遺産保護技術委員会設立 北京故宮博物院に事務局

北京市の故宮博物院を見学する観光客。(資料写真、北京=新華社記者/李欣)

 【新華社北京5月14日】中国国家文物局は13日、国際標準化機構(ISO)の文化遺産保護に関する技術委員会の設立大会が北京の故宮博物院で同日行われたと明らかにした。同委員会は中国が提案し、今年3月に承認された。世界の文化遺産保護に関する技術委員会の設立は初めて。事務局は故宮博物院に置く。

 同委員会は世界の文化遺産保護に関する共通認識を一段と凝集し、文化遺産のモニタリングや評価、保護・修復過程での用語や技術、材料、設備の国際標準化を通じて、文化遺産保護の先進適正技術と最良の実践経験を共有することで、文化遺産保護の能力とレベルを共に高め、文明の交流や学び合いの推進などの面で国際標準が担う重要な役割を十分発揮させることを目的としている。

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