大谷翔平 水原一平被告のギャンブル依存症を「絶対に知っていた」「隠ぺい」と米メディア

元通訳の水原一平被告(左)と大谷翔平

まだモヤモヤが残っているようだ。米「FOX SPORT」は13日(日本時間14日)、大谷翔平投手(29)が元通訳の水原一平被告(39)のギャンブル依存症を「絶対に知っていた」と報じた。

スポーツ番組「OUT KICK」の中で「全てが明るみに出る前に、この二刀流選手がどの程度知っていたのか、多くの人が疑問を抱いている」とし、元プロバスケットボール・NBAの審判員のティム・ドナヒー氏にインタビュー。同氏は現役中に賭博や八百長に関与し、後に禁錮刑を受けた。

その中で大谷が水原被告の賭博行為を知らなかった可能性について「そんなことはない」と否定。水原被告も否定した野球賭博への関与には「絶対にそう思う」とし「彼が賭けた金額を見ると、明らかにある種の常習性があった。野球のシーズンで、それ(賭博行為)をやめられるとは思わない。彼は野球に賭けただけでなく、オオタニの試合に賭けたことは間違いない」と断言した。

さらに「メジャーリーグがこの件をできるだけ早く隠ぺいしたことは賢明だったと思う。彼(大谷)が世界的な野球のためにしてきたことや、彼がひきつけたファンを見れば、彼らが一番望まないのは彼が自分の試合で賭けたり、やってはいけないことをする人物になることだ。彼らは非常に賢かった。彼はそれとは何の関係もないと言い、この男(水原被告)に全ての責任を負わせた」と語った。

大谷は自身の銀行口座から水原被告に1600万ドル(24億5000万円)以上を盗まれ、違法なスポーツ賭博などにつぎ込まれた。もちろん大谷は会見で一切の関与も水原被告のギャンブル依存症などについても「知らなかった」と否定している。だが、通訳の枠を超えた間柄だっただけに、いまだに疑いの目を向けるメディアもあるようだ。

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