アディスアベバ・ジブチ鉄道の食堂車で談話する乗客。（2023年9月9日撮影、アディスアベバ＝新華社記者/王冠森）
【新華社アディスアベバ5月14日】エチオピアの首都アディスアベバ郊外のレブ駅で10日、アディスアベバ・ジブチ鉄道開業6年の成果と展望に関する発表会が開かれた。今年1月に実現した中国側から現地側への運営引き継ぎを記念する式典も行われ、エチオピア・ジブチ両政府が出資する「エチオピア・ジブチ標準軌鉄道輸送S.C.」による運営が本格化した。
同鉄道はアフリカ初の国をまたぐ電化鉄道で、西のアディスアベバから東の隣国ジブチの首都ジブチの港に至る。総延長は752キロ。中国のインフラ建設大手、中国鉄建傘下の中国土木工程集団と鉄道建設大手、中国中鉄傘下の中鉄二局集団が建設した。
2018年1月から商業運行を始め、中国企業は契約に基づき、現地の事業主体に鉄道運営・保守サービスを6年間提供。中国企業の現地職員に対する体系的な研修と職員間の技術の伝承を通じ、事業主体は徐々に鉄道運営を引き継いだ。
10日、エチオピア・アディスアベバのレブ駅で行われたアディスアベバ・ジブチ鉄道の中国側共同運営企業責任者と現地事業主体責任者による引き渡し式。（アディスアベバ＝新華社記者/劉方強）
「魚を与えるのではなく、釣り方を教える」という言葉の通り、中国企業は6年間で2840人の現地職員を育成、認定し、運営や保守、安全など各専門分野の現地化能力の構築を完成させ、円滑な運営移行の基礎を築いた。
中国土木工程集団のエチオピア現地法人、中国土木エチオピア工程の統計によると、同鉄道が商業運行開始以降に運行した列車は旅客列車2500本、貨物列車7700本をそれぞれ超え、輸送収入は約1億9700万ドル（1ドル＝約156円）に達した。（記者/劉方強）
アディスアベバ・ジブチ鉄道の客車内。（2023年9月9日撮影、アディスアベバ＝新華社記者/王冠森）
アディスアベバ・ジブチ鉄道の列車内で検札する乗務員（中央）。（2023年9月9日撮影、アディスアベバ＝新華社記者/王冠森）
エチオピア・アディスアベバのレブ駅で、切符を購入する乗客。（2023年9月9日撮影、アディスアベバ＝新華社記者/王冠森）
アディスアベバ・ジブチ鉄道の列車内で、食事を準備する乗務員。（2023年9月9日撮影、アディスアベバ＝新華社記者/王冠森）
エチオピア・アディスアベバのレブ駅で、ホームに向かう乗客。（2023年9月9日撮影、アディスアベバ＝新華社記者/王冠森）
エチオピア・アディスアベバのレブ駅で改札する駅側の職員（右から2人目）。（2023年9月9日撮影、アディスアベバ＝新華社記者/王冠森）
エチオピア・アディスアベバのレブ駅。（2023年9月9日撮影、アディスアベバ＝新華社記者/王冠森）
エチオピア・アディスアベバのレブ駅。（2023年9月11日、ドローンから、アディスアベバ＝新華社記者/王冠森）
10日、アディスアベバ・ジブチ鉄道の列車の運転室で勤務するエチオピア人運転士。（アディスアベバ＝新華社記者/劉方強）
10日、エチオピア・アディスアベバのレブ駅に到着する列車。（アディスアベバ＝新華社記者/劉方強）
