山の災害防止に向けてリスク発見のパトロール

とちぎテレビ

土砂崩れなど、山での災害リスクが高まる梅雨の時期を前に、栃木県などが14日、パトロール隊の出発式を県庁で行いました。

パトロールは、今月(5月)20日から6月30日まで実施する、山地災害防止キャンペーンに合わせて毎年行われているもので、出発式には関係者およそ80人が参加しました。

期間中は、知事が認定した林業関係の団体職員などの山地防災ヘルパーや、山地防災推進員など、およそ550人がパトロールを行うほか、県民への啓発活動などに取り組みます。

県森林整備課によりますと、土砂崩れや土石流など県内の山での災害は、去年は14か所で発生しているということです。

出席した福田富一知事は、近年、全国各地で自然災害が激甚化頻発化しているとして「行政と地域住民が連携して、いち早く災害リスクを把握し、情報を共有することが重要。皆さんの日ごろのパトロール活動に期待している」と述べました。そして、山地防災ヘルパーの高橋健太さんがパトロールへの決意を表明しました。

出発式の後、6台の車が一斉にパトロールに出発していきました。

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