【大学受験2025】総合型・学校推薦型選抜対策、慶大特化…河合塾

総合型・学校推薦型選抜対策プログラム

河合塾は、2024年4月より「総合型・学校推薦型選抜対策プログラム」を全国48校舎の現役生コースに開講した。オンラインで、プロの講師陣が志望校に合わせた出願書類や面接の対策を行う。慶應義塾大学の総合型選抜に特化した講座も同時開講する。対象は高校3年生。

私立大では募集人員に占める割合が5割を超えるなど、毎年拡大する総合型・学校推薦型選抜。旧帝大や早慶大をはじめとする難関大の合格率(合格者数/志願者数)は平均2~3割程度と、例年、激戦が繰り広げられているという。これらの選抜は、志望理由書などの提出や、面接・小論文などが課され、事前の綿密な準備が欠かせない。特に難関大では、教科学力も重要な要素として求められ、学科試験対策とも並行して取り組む必要があり、学習バランスの配分は大きな課題となっている。

「総合型・学校推薦型選抜対策プログラム」は、出願書類対策を軸に、面接や小論文の対策など志望校に応じて複数の講座を組み合わせ、最短6回から効率よく受講できる。授業はすべてオンラインで、自分のペースで無理なく受講でき、より高い目標をめざし一般選抜と並行して頑張る受験生に適している。首都圏・近畿エリアでトライアルスタートした2023年度(2024年度入試)は、東京工業大学や大阪大学、早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学など難関大学の合格者を多数輩出したという。

また、慶應義塾大学「法学部 FIT入試」や「文学部 自主応募制推薦」に特化した講座を新たに開講する。慶應義塾大学の法学部や文学部の総合型選抜は、模擬講義やテーマに関する論述・小論文といった総合的な試験、および口頭試問や面接試験が課されることが特徴。同講座は、特色ある同大選抜に精通したプロの講師陣から的確な指導を受けることで、専門的な分野についての理解を深め、論理的に思考し、表現する力を養う。さらに、面接などでも自信をもって答えられるように指導する。

「総合型・学校推薦型選抜対策プログラム」の対象は、高校3年生で、河合塾の校舎で受験対策講座(対面授業・オンライン授業・オンライン個別指導)を1講座以上受講している人。必須受講講座の「出願書類対策(ガイダンス1講、オンライン個別指導5講)」の受講料は7万2,000円。そのほか「面接対策」3万6,000円、「小論文対策」7万2,000円など。講座の詳細および設置校舎、時間割などはWebサイトで確認できる。

中川和佳

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