『猿の惑星』と『ダーウィン事変』がコラボ “橋渡し”を描いた特別ビジュアル公開

全国公開中の映画『猿の惑星/キングダム』と漫画『ダーウィン事変』のコラボレーションが実現し、特別ビジュアルが公開された。

『ゼルダの伝説』実写映画の監督にも抜擢されたウェス・ボール監督が、『アバター』シリーズを手がけたVFXスタジオ「WETA」とタッグを組んだ本作は、『猿の惑星』シリーズの完全新作。これまで、作品のテーマとして“共存”と“対立”が様々な形で描かれてきたが、完全新作となる本作では、“猿”と“人間”の共存をかけ、“猿&人間”VS“猿の独裁者”の新たなる衝突が描かれる。

舞台は、今から300年後の世界。ウィルスが猛威をふるい激変した地球で、大都会だった人間の世界は荒廃し、人間と猿、地球の支配者の劇的な交代劇が起こり、高い知能と言語を得た猿たちが文明的なコミュニティを持った巨大な帝国<キングダム>を築こうとしていた。一方で人類は退化し、文化も、技術も、社会性も失い、まるで野生動物のような存在となっていたーー。

公開された特別ビジュアルは、マンガ大賞2022大賞、第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞などを受賞しているうめざわしゅんの漫画『ダーウィン事変』と本作のコラボによるもの。うめざわ描き下ろしの特別ビジュアルでは、『猿の惑星/キングダム』の主人公ノアと『ダーウィン事変』のチャーリーが登場。ノアとチャーリーの間には、本作の劇中でも大きな役割を果たすイーグルが両作品の“橋渡し”として表現されており、2つの作品が結び付けられている。

『ダーウィン事変』は、ヒトとチンパンジーの間に生まれた“ヒューマンジー”チャーリーが主人公の、ヒトが抱える問題に“ヒト以外”のチャーリーが向き合っていく社会派サスペンス漫画。2020年より月刊コミック誌『アフタヌーン』にて連載中だ。まったく違うストーリーが描かれている両作品のキャラクターを一人の作家であるうめざわが描き上げることで、互いに影響をもたらし、より大きなインパクトを与えられるのではないかという想いから、本コラボレーションが実現した。
(文=リアルサウンド編集部)

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