広島電鉄の社長が11年ぶり交代へ「公共交通を持続可能なものにしていく」 連結決算は減収減益で2年連続の黒字

広島電鉄は14日、椋田昌夫 社長に代わり、仮井康裕 専務が新たな社長に昇格する人事を発表しました。

広島電鉄 仮井康裕 専務
「公共交通を持続可能なものにしていく。みなさん喜んでいただけるようなことを進めていければ」

新しく社長に就任するのは、仮井康裕専務です。広島市出身の64歳で、バス事業をはじめ人事や交通政策に関わってきました。社長に就任後はJR広島駅の新しいビルへの路面電車乗り入れや、交通系ICカード「PASPY」の終了に伴う新しい乗車券サービス「モビリーデイズ」の導入などに取り組むことにしています。

広島電鉄 仮井康裕 専務
「今のパスピーを便利に使っている方に(モビリーデイズを)使っていただきたい。使っていただければ非常に便利なものになる、自信をもって作っています」

現在の椋田昌夫社長は、会長に就くことになります。

広島電鉄 椋田昌夫 社長
「安心して任せられる。3~4年前から次はこの人かなと」

広島電鉄のトップ交代は11年ぶりで、仮井専務は、来月の株主総会を経て新社長に就任する予定です。また、14日に発表された広島電鉄の昨年度の連結決算は、売り上げが304億6600万円、純利益は6億5600万円となり、増収減益で2年連続の黒字となりました。

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