U―23日本代表の大岩剛監督(51)が14日に千葉県内で取材に応じ、SNS対策に関する悩みを明かした。
パリ五輪予選を兼ねたU―23アジアカップで見事優勝を果たし、8大会連続の五輪切符を手にした大岩ジャパン。本大会まで約2か月となる中で、ピッチ外で不安点の一つとなるのがSNS対策だ。
スポーツ界ではSNSを巡る騒動が頻発しており、サッカー界でも1~2月にカタールで行われたA代表のアジアカップでGK鈴木彩艶(21=シントトロイデン)への誹謗中傷が問題となったばかり。パリ五輪も大きな注目を浴びる舞台だけに、大会中にSNSによって選手が動揺するなど不測の事態が起きることも想定しておかなければならない。
大岩監督は選手たちがSNSの影響を受けているか問われると「めちゃくちゃある」と即答。しかし具体的な対策はまだできていないようで「携帯使用禁止にするとそっちのほうが(選手の)ストレスになるだろうし…。こちら側がコントロールするのが難しい」と昨今に特有の問題に頭を抱えた。
パリ五輪のメダル獲得へ向けて、今後はSNS対策も重要なカギになるかもしれない。