Text：近藤加奈子
5月11日、12日にRIIZEが『2024 RIIZE FAN-CON ‘RIIZING DAY’ in TOKYO』を東京・国立代々木競技場第一体育館で開催。今回が日本初ファンコンにもかかわらず、2日間の総動員数約2万4千人に対して、総応募数は50万件超え。チケット倍率20倍を超えるプレミア公演となった。また、11日の公演で9月に日本デビューし、7月から初の日本全国ホールツアーを開催することも発表。12日に行われた公開インタビュー会＆大盛り上がりだったライブの様子をお届け！
大勢の記者の前に登場したメンバーは、「こんにちは！RIIZEです」と頭を下げて全員で元気よく挨拶。ひとりずつ日本語で自己紹介をした後、インタビューが展開された。
――日本デビュー前から多くのファンに愛されていますが、（グループが）支持されている理由は何だと思いますか？
ショウタロウ こうしてたくさんの方たちに応援していただけることに対して、すごくありがたいなという気持ちです。（RIIZEが支持されている理由は）僕たちパフォーマンスや音楽にたくさんの方が共感してくださったからではないのかなと思います。
ソンチャン 応援していただけている理由は、僕たちが夢に向かって走っている姿に共感してもらえたからなのかなと思います。また、僕たちのグループに特別な点があるとすれば、リアルタイムオデッセイを通じて日頃の活動や練習のプロセスを皆さんと共有しているということ。これが差別化されている点ではないかと思います。
――日本の活動で期待していることや、やってみたいことは？
ソヒ 僕は日本にある露天風呂で温泉を楽しんでみたいです。
ウォンビン 僕は太る食べに美味しいものをたくさん食べてみたいです。
――もしかしたら体格の変化も見ることができるかもしれないですね。
ウォンビン そうです（笑）
――ホールツアーで全国を回られると思いますが、楽しみにしていることは？
ウンソク 昨日の公演で、日本のBRIIZEの皆さんの表情がとても明るく感じました。なので、ホールツアーの時も皆さんの幸せそうなお顔が見られるのを楽しみにしています。
アントン まだ日本で行ったことのない場所に行きたいです。そして、日本にいるBRIIZEにお会いできることを考えると今からワクワクしますし、とても楽しみです。
――ショウタロウさんは昨日の公演で感極まって涙される場面もありました。
ショウタロウ ファンの皆さんが『おかえり』と温かく迎えてくださったことにすごく感動したんです。それとステージの上でデビューするまでの過程が一気に蘇り、僕の中で込み上げてくるものがありました。
――そんな感極まって涙するショウタロウさんを、ウンソクさんが“よしよし”とされていましたね。
ウンソク （ショウタロウは）最年長のお兄さんだから、普段は涙を見せることがあまりないんです。けど、昨日はステージの上で感動の涙を流しているお兄さんを見て、『こんな一面もあるんだ』と思いました。そして、『ショウタロウお兄さんもこれまで辛いことを抱えてきたのかな』と思うきっかけにもなりました。
――グローバルに活躍されていますが、今後行ってみたい場所は？
ソンチャン 僕はまだカナダに1回も行ったことがなないので、カナダでコンサートもしくはMVの撮影をしてみたいなと思います。
アントン メンバーと一緒にLAに行ったことがあるので、今度はNYで（メンバーと）素敵な何かをすることができたらすごく楽しいと思います。
――今後の夢や目標は？
ウンソク 全世界の人々に僕たちのことを知っていただけるようになりたいなと思います。そして、メンバーみんなが怪我せず健康にずっと活動を続けていけたらいいなと思います。
――今後のRIIZEの活動計画は？
ソンチャン これから日本でも活動していきますし、韓国でもカムバックを控えて今準備をしているところです。たくさん期待していてください。そして、僕たちのチーム名であるRIIZEの通り、これからも成長し、夢を実現させていきますので、たくさんの関心を寄せて欲しいです。
ショウタロウ 『2024 RIIZE FAN-CON ‘RIIZING DAY'』のツアーで全世界を回る予定なので、無事終えることが出来たらいいなと思います。今は1ヶ月に一度ほどMVの撮影やイベントで日本に帰ってきているので、9月のツアーを終えて後、日本でまた活動ができたら嬉しいなと思います。
――日本活動を本格化始動させるRIIZEを代表してショウタロウさん、メッセージをお願いします。
ショウタロウ 昨日、今日とたくさんのBRIIZEが応援してくださっていたんですけど、今後も準備していることがたくさんあるので、これからも関心を持って応援していただけたら嬉しいです。ありがとうございました！
ライブではメンバーの登場を待ちわびるBRIIZEのボルテージが最高潮に達した瞬間、ショウタロウが「行くぞ東京！」と叫び、ステージが幕開け。1曲目の『Siren』ではステージから炎が吹き上がるド派手な演出の中、メンバーが高速パフォーマンスを披露し、客席は熱狂。白熱のステージが繰り広げられ、会場の温度は急上昇した。
企画コーナーでは、RIIZEがクレーンゲームに挑戦し、カプセルの中に入っている質問に回答。「もしアイドルじゃなかったら何になっていたと思いますか？」の質問には、「（日本語で）大学生」（ソンチャン）、「僕も大学生になって音楽を専攻していたと思います」（アントン）、「俺は……小学生！（会場悲鳴）」（ソヒ）、「（元気よく日本語で）いらっしゃいませ！ 寿司職人です」（ウォンビン）、「僕は宇宙飛行士」（ウンソク）、「大企業の社長！」（ショウタロウ）とそれぞれの個性が出た。ほかにも「宝くじで1億円当たったら何をしますか？」の質問には「服をいっぱい買います」（ウォンビン）、「メンバーと世界旅行行ってみたいです。場所はモンゴル」（ショウタロウ）「僕の努力で稼いだお金ではないので、半分は寄付して、残りの半分はBRIIZEに捧げたいです」（ソンチャン）と答えていた。
ライブステージではOne Directionの『One Thing』をカバー。続いて『HAPPY!HAPPY! HAPPY!』をポップに歌い、メンバーは客席に向けてファンサービスを炸裂。今度は事務所の先輩であるSUPERJUNIOR の名曲『엉뚱한 상상（White Christmas）』をRIIZEオリジナルダンスで披露するなど、この日しか見られない、スペシャルなセットリストに声援が止まらない事態となった。そして、『Love119 (Japanese Ver.)』のイントロが流れた瞬間、歓喜の声が上がり、パフォーマンス中には感極まって涙を流すファンの姿も。会場全体で大合唱となり、RIIZEとBRIIZEは見事な一体感を見せた。
再びの企画コーナーでは、“兄チーム”のショウタロウ、ウンソク、ソンチャン、“弟チーム”の ウォンビン、ソヒ、アントンに分かれてゲーム対決を開催。最後のライブステージはエモーショナルな『Honestly』でキックオフ。甘い歌声に会場は息を飲んで聴き入っていた。すると雰囲気が一転し、アップテンポな『Talk Saxy』で一気に“攻め”に出るメンバー。挑発的な視線や仕草で客席を翻弄し、会場を熱狂の渦に巻き込んだまま、デビュー曲の『Get A Guitar』をパフォーマンスに突入。サビではアリーナ全体が揺れるほどのすさまじい盛り上がりで、ショウタロウが高速スピンを披露すると大きな歓声が。『Joy』『9Days』を披露し、ラスト曲の『Impossible』を日本初パフォーマンスした。
RIIZEがアンコールで再びステージに戻ってくると初のファンソングの『One Kiss』でBRIIZEの心を優しく包み込んだ。そして、『Memories』でフィナーレを迎え、タイトル通り、幸せな思い出（Memories）を共有したRIIZEとBRIIZE。初づくしの日本初公演は、大盛況のまま幕を閉じた。
＜公演情報＞
2024 RIIZE FAN― CON'RIIZING DAYlin TOKYO
2024年5月12日(日) 国立代々木競技場第一体育館
セットリストM1. SirenM2. One Thing/One DirectionM3. HAPPY! HAPPY! HAPPY!M4. 엉뚱한 상상（White Christmas）/SUPER JUNIORM5. Love119(Japanese ver.)M6. HonestlyN7. Talk SaxyM8. Get A GuitarM9. JoyM10. 9DaysM11. Impossible=ENCORE=M12. One KissM13. Memories
＜ツアー情報＞
『2024 RIIZE FAN-CON 'RIIZING DAY' JAPAN HALL TOUR』
7月30日(火) 神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール
7月31日(水) 神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール
8月3日(土) 大阪・大阪国際会議場 メインホール
8月4日(日) 大阪・大阪国際会議場 メインホール
8月8日(木) 宮城・仙台サンプラザホール
8月9日(金) 宮城・仙台サンプラザホール
8月11日(日･祝) 群馬・ベイシア文化ホール(群馬県民会館)
8月13日(火) 岡山・倉敷市民会館
8月14日(水) 広島・広島文化学園HBGホール
8月20日(火) 熊本・熊本城ホール メインホール
8月21日(水) 福岡・福岡サンパレス
8月22日(木) 福岡・福岡サンパレス
8月25日(日) 愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホール
8月26日(月) 愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホール
8月27日(火) 愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホール
