【朝に1時間の休暇を取得…】通勤中に酒気帯び運転容疑で逮捕の矢吹町職員を懲戒免職【福島】

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矢吹町は、酒気帯び運転の疑いで逮捕された、町の役場職員を懲戒免職処分にしたことを発表しました。

2024年5月13日付で懲戒免職処分となったのは、矢吹町総務課の下坂 範明主査(43)です。

町によると、下坂主査は、2024年4月15日の午前9時35分頃、通勤する際、酒気を帯びた状態で車を運転し、街灯にぶつける事故を起こしていて、その後のアルコール検査の結果から道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕されました。

警察によると、下坂主査の呼気からは、基準値の4倍を超えるアルコールが検出されているということです。

町の調査では、下坂主査は、前日の夜から日付が変わるまで飲酒をしていて、当日の朝には、体調不良を理由に1時間の休暇を取得していることが分かりました。

下坂主査は、運転中にアルコールが体に残っていることに気付いていて「休もうとしたが、その前に事故を起こしてしまった」と話しているということです。

矢吹町の蛭田泰昭町長は「本事案は、法令遵守はもとより、高い倫理観が求められる公務員としてあるまじき行為であり、町民の皆様の信頼を大きく損ねたことに、心より深くお詫びを申し上げます。なお、今回の事案を教訓として、職員の綱紀粛正を図るとともに、職員一人一人に対する面談やコンプライアンス研修などにより、法令遵守を徹底し、再発防止と町民の信頼回復に努めてまいります。」とコメントしています。

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