介護保険料 群馬県平均は月額6203円 1.1%上昇

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65歳以上の高齢者が今年度から3年間に支払う介護保険料は、群馬県平均で月額6203円となり昨年度までの3年間より67円、率にして1.1%上昇し過去最高を更新しました。

65歳以上の介護保険料は、今後の介護需要などを考慮し各市町村や広域組合が3年に1度見直しています。

厚生労働省の集計によりますと、改定後の全国平均は月額6225円で昨年度までの3年間より211円上昇し過去最高を更新しました。

このうち県内の平均は月額6203円で改定前より67円、率にして1.1%上昇しました。

市町村別では、前橋市や高崎市など12の市町村で引き上げた一方、桐生市や渋川市など7市町村は引き下げました。そのほかの16の市町村は据え置きました。

県内で最も安かったのは草津町で全国2位タイの3600円。一方、最も高かったのは、川場村の7600円でした。

高齢化が進み介護サービスの利用者が増加していることから、保険料は介護保険制度が始まった2000年度のおよそ2倍に達しています。

県の推計によりますと、介護が必要な高齢者の数は、2020年におよそ10万人でしたが2040年には13万5000人に増えると予想され、保険料の上昇傾向は続く見通しです。

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