今永昇太はサイ・ヤング賞の有力候補 MLB公式の模擬投票で3位に「歴史的に素晴らしいスタート」

カブスの今永昇太【写真:ロイター】

山本由伸、菊池雄星も得票

米大リーグ・カブスの今永昇太投手の評価が高まっている。13日(日本時間14日)の敵地ブレーブス戦では5回7安打無失点の好投。試合は0-2で敗れ、勝ち負けはつかなかったが防御率はメジャーで唯一の0点台となる0.96となった。MLB公式サイトは記者41人によるサイ・ヤング賞の模擬投票を実施。今永はナ・リーグで3位という高評価を受けている。

メジャーリーグは開幕から4分の1が経過した。MLB公式サイトは「2人の新しいエースが我々の最新のサイ・ヤング賞投票でリードする」と題する記事を掲載。サイ・ヤング賞の現時点での模擬投票結果を公開した。参加した記者は41人。各リーグ1位から5位までを選び、1位には5点、2位には4点、3位には3点、4位には2点、5位には1点が与えられ、総得点を競う形式だ。

ナ・リーグの1位はフィリーズのザック・ウィーラー投手。1位票を19票集めた。2位は1位票8票のタイラー・グラスノー投手(ドジャース)。今永は1位票ではグラスノーを上回る9票を獲得し、3位に入った。記事では「イマナガが日本からメジャーにスムーズな移行を決めた、と言うのは控えめな表現だろう」と新天地での順調なスタートを表現した。

今永の防御率0.96は、自責点が両リーグで公式記録になった1913年以降、キャリア最初の8先発で史上4番目(40イニング以上)に優れた数字であると言及。「歴史的に素晴らしいMLBキャリアの始め方」と、ここ112年間でも屈指の滑り出しを切ったことを伝えた。

ア・リーグの1位はタイガースのタリック・スクーバル投手。また、トップ5入りはならなかったものの、ドジャースの山本由伸投手、ブルージェイズの菊池雄星投手にも票が入っている。

THE ANSWER編集部

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