走水小馬堀小 統合後の校名募集 決定受け校章・校歌を検討 横須賀市

2025年4月に統合される走水小学校と馬堀小学校の両校でつくる合同学校運営協議会は、新しい学校名候補を募集している。地域の意見を尊重する考えで、両校に通学している児童と保護者、馬堀中学校の生徒や両校の通学区に居住している住民が応募できる。5月31日(金)まで受け付ける。

横須賀市教育委員会は児童数の減少を主な理由に、今年1月に開かれた教育委員会会議で走水小と馬堀小、田浦小と長浦小の統合を正式決定している。小規模校では得られない集団での学びの機会を確保して教育環境を整える狙いだ。

今回、募集を行っている走水小と馬堀小の新しい校名には応募基準が定められており、それを満たすものに限られる。【1】常用漢字を用いるが、ひらがなやカタカナも使用可【2】市内にある別の小学校の校名と重複しない【3】特定の政党や議会会派名との類似を避ける【4】著作権の侵害や公序良俗に反するものは使用できないといったもの。

ただし、応募された校名はあくまでも候補であり、寄せられた意見を基に合同学校運営協議会で協議し、教育委員会会議で決定する。応募数の多い名称を校名案として定めるものではないとしている。校名の決定後に、校章や校歌のあり方について検討していく考え。応募方法や提出先などの詳細は市のホームページに掲載されている。

保護者などが懸念している児童の通学手段について市教委では、7月を目途に方向性を示すとしている。

田浦小と長浦小については、学校名のあり方などを含め現在、合同学校運営協議会が検討を進めている。

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