ファンティック絶好調 「FIM エンデューロGP第3戦」の結果を発表

MOTORISTS合同会社は、ファンティック レーシングチームが参戦したFIM エンデューロGP第3戦の結果を発表した。

ファンティックレーシングチームは、ジュニアクラスでのリーダーをアクセル=セムが手堅くまとめている。J2と総合に続き、J1のケビン=クリスティーノもルーマニアGP後、ポイントリーダーに立った。また、ニューマシンXE300を駆るアルビン=ノルビンはE3で初日3位に食い込む活躍をし、ユースのピエトロ=スカルディーナはトップ3に食い込むリザルトを2回たたき出した。次戦は同チームのホームグラウンドであるイタリアで行われる。彼らの今後の活躍に注目だ。

クリスティーノのダブル・ウィン

ファンティック・レーシングチームはエンデューロでも絶好調

ジュニアクラスでのリーダーをアクセル=セムが手堅くまとめているファンティック。J2と総合に続き、J1のケビン=クリスティーノもルーマニアGP後、ポイントリーダーに立った。ニューマシン・XE300を駆るアルビン=ノルビンはE3で初日3位に食い込む活躍。ユースのピエトロ=スカルディーナはトップ3に食い込むリザルトを2回たたき出した。

FIM エンデューロGP第3戦は5月10-12日、ルーマニアで開催された。典型的な東ヨーロッパの春の天候の中、金曜日のスペシャルテストに続き、夕方からはスーパーテストが開催された。

1 周52mのコースは地元X-CAPEクラブの手によってデザインされたもの。3つのスペシャルテストが用意され、これを4ラップする設定だ。3.3㎞のテクニカルでスピードも要求される、ハードパックの路面と埃っぽい斜面が特徴のクロステスト、岩や木の根などのセクションが点在する森林の中に設けられた急峻な斜面も含む2㎞にも及ぶエクストリームテスト、そしてステップアップや大きなダウンヒルに翻弄されるテクニカルでスピーディーなエンデューロテスト。ルーマニアGPは厳しいコースレイアウトでチームを迎えた。

アクセル=セムはここでもこれまで通りのパフォーマンスを落ち着いて見せつけた。途中激しいクラッシュを2度くらいながらも、ジュニア総合とJ2の両クラスをXEF310で2度の2位という結果でまとめ上げ、シーズン総合順位でのトップを守り切ったのだ。J1クラスでトップを走るケビン=クリスティーノはXEF250で圧倒的な勝利を2日間にわたって独占し、ジュニア総合でも2-3位に入る活躍ぶりとした。

アルビン=ノルビンは激戦区のE3で新型車であるFantic XE300を見事に走らせ、1日目には表彰台に食い込む活躍を見せた。日曜日も最後のスペシャルテストの失敗で表彰台を逃したものの、このマシンの開発ライダーとして満足のいく結果を残すことに成功した。ジュニアクラスでチャンピオンを獲得しE2に戦いの場を移したジェド=エッチェルズも2日間を5-4位と手堅くまとめることができた。

ファンティック・ジュニア・レーシングチームのピエトロ=スカルディーナにとってもルーマニアGPは良い結果を残すことができた。初日に3位、そして2日目には2位というシーズンベストの結果を得られたのだから。

アクセル=セム:この週末、勝つことこそできなかったものの、依然としてJ2と総合のトップは維持できたから、悪くはなかったんだと思うよ。次のイタリアでは勝つために全力を尽くすさ。
アルビン=ノルビン:土曜日にE3で3位入賞できたのは、最高の結果といってよかっただろうね。日曜日も好調で、再び3位は狙えたと思っていたんだけど、最後の最後でミスしたのがたたって表彰台を逃してしまい、残念だよ。

ピエトロ=スカルディーナ:結果には満足だ。実際のところ、土曜日の3位は正直これ以上の成績も残せた気もするけど、ミスが多すぎたんだ。日曜日はそれをだいぶ詰めることができたから、2位を手にすることができたんだ。
約1か月後、エンデューロ世界選手権はファンティック・チームホームグラウンドであるイタリアに戦いの場を移すことになる。6月21-23日、ベットーラがその会場だ。

リリース提供元:MOTORISTS合同会社

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