「道路を走っていて怖かった」 青森市内でクマの目撃相次ぐ 市が注意呼び掛け

14日朝、青森市郊外でクマが目撃されました。山菜採りのシーズンを迎える中、市内では4月下旬からクマの目撃が相次いでいて、市が注意を呼び掛けています。

市によりますと午前5時半すぎ、青森市野沢の県道沿いの草地で、体長およそ1.5メートルのクマが目撃されました。

こちらの写真は4月27日に、5月14日に目撃された場所のすぐ近くで撮影されたものです。

撮影した工事関係者によりますと、クマはこの後、山のほうに逃げていったということです。

【4月にクマを目撃した子ども】
「(クマは)道路を走っていた。林から出てきて走っていた」
(Q.怖かった)「怖かった」
(Q.見た時どうした)「泣きながら帰った」

【近くに住む人】
「近所を散歩していた時とか、遠目にクマ歩いているのを見て、2人で走って逃げたこともあったので、何度かは見ています」
「今年は多い感じがしますね」

市内では、4月26日から山間部を中心に、合わせて6件の目撃情報が寄せられています。

青森県内は山菜採りのシーズンを迎え、山に入る人が多くなるこの時期。クマの被害に遭わないための注意点です。

県は、クマと出会わないために必ず複数で行動することや、動きが活発となる明け方や夕暮れの時間帯は山に入らないこと。

遠くにクマを見つけたら、後ずさりしながら静かに立ち去ることや、子グマを見掛けても近くには親グマがいるので、決して近寄らないことなどを呼び掛けています。

© 青森朝日放送