宝くじに当たった男性、妻に内緒で前妻に家を買ってあげる―中国

中国・浙江省温州市で、宝くじに当たったことを妻に内緒にし、前妻のために家を買った男性が話題になった。資料写真。

中国・浙江省温州市で、宝くじに当たったことを妻に内緒にし、前妻のために家を買った男性が話題になった。中国の映像メディア・星視頻が13日に報じた。

報道によると、男性の周(ジョウ)さんはこのほど宝くじで1000万元(約2億1500万円)余りが当せんし、税引き後の843万元(約1億8000万円)を手に入れた。しかし、周さんは妻の林(リン)さんにこのことを知らせず、こっそり自分の姉に200万元(約4300万円)を送った。その後、前妻のために家の購入費用として70万元(約1500万円)余りを支払った。周さんと林さんの関係はもともと思わしくなかったという。

周さんが宝くじに当せんしたことと、当せん金を勝手に他人に渡していたことを知った林さんは、地元の裁判所に離婚を申し立てた上で、残りの当せん金を含む財産の分与と、周さんが勝手に使った270万元(約5800万円)の3分の2を賠償するよう求めた。

このほど開かれた裁判では、双方の夫婦関係は破綻しているとして離婚・財産分与が認められた。また、周さんが勝手に使った270万元については、「いずれも宝くじの当せん金からねん出されたものであり夫婦の共同財産である」とされ、周さんに対して林さんに60%を賠償するよう命じる判決が下ったという。

中国のSNS・微博(ウェイボー)では「男性が宝くじで1000万元当せんし前妻に家を買う」がトレンド入り。ネットユーザーからは「元嫁に家を買っちゃうとか、すごいな」「判決にスカッとした」「宝くじも共同財産になるのか?妻が金を出してなくても?」といった声が上がる一方、「また始まった」「宝くじが売れてないらしい」「次から次へとよく作り話を考えるね」「次の作品を楽しみにしてるから」など、信ぴょう性を疑う声が多く上がっている。(翻訳・編集/北田)

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