色鮮やかな大輪、すでに五分咲き ぼたんまつり1週間早く開幕 青森・南部町

咲き誇るボタンを笑顔で眺める来園者=14日午前、南部町大向
色とりどりのボタンが咲き誇る園内

 青森県南部町大向の長谷ぼたん園で14日、恒例の「ぼたんまつり」が例年より約1週間早く開幕した。園内にある約130種計8千本のボタンは現在五分咲きで、赤やピンク、紫など色鮮やかな大輪が広がっている。会期は26日まで。

 旧南部町時代、住民1人1本を目指して植えられたボタンは、当初の恵光院敷地内から周辺を含め3.3ヘクタールにまで広がった。先週後半から暖かい日が続いた影響で、花は一気に開花が進んだという。

 好天の下、同園で行った開園セレモニーには、なんぶこども園の年長組園児20人も参加。佐々木俊昭副町長、まつり実行委員会の工藤愛会長らと一緒に、園児代表として盛田真志(ましろ)ちゃん(6)と工藤琴羽ちゃん(5)がテープカットした。

 この後、全員でよさこいを披露した園児たちは、保護者と一緒に園内を散策。山内まひるちゃん(5)は「ピンクのボタンが一番きれい」と大喜びだった。

 見ごろは今週末から来週にかけて。17~25日は日没から午後8時まで、夜間ライトアップを初めて行う。

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