「評価は80点」昨年度純利益が大幅増で中期計画達成 ひろぎんHD決算

広島銀行などを傘下に置くひろぎんホールディングスは、昨年度の決算で最終的なもうけを示す純利益が大幅に増加したと発表しました。

ひろぎんホールディングスによりますと、グループの昨年度の売り上げにあたる「経常収益」は1860億円で、前の年度から16.1%増えました。

「純利益」は276億円で121.4%増え、持株会社移行に伴う中期計画で最終年度の利益目標である270億円超えを達成しました。

一方で、原材料高騰による大口先の再生支援などで、支出に当たる「与信費用」が150億円と大幅に増えました。

ひろぎんホールディングス 部谷俊雄 社長
「評価としては80点くらいだと思っています。と申しますのは、本業部分については順調に推移したと考えている。一方で、残念ながら与信費用が想定以上にふくらんでしまった。これを有価証券の関係損益でカバーした」

今年度の「純利益」については、日銀のマイナス金利解除や貸出金の利息収入の拡大などで、24%増の300億円を見込んでいるということです。

© 株式会社中国放送