岡山県郷土文化財団(石井清裕理事長)の第42回会員作品展が14日、県天神山文化プラザ(岡山市北区天神町)で始まった。美術団体展などで活躍するベテランから初心者まで、有志72人が多彩な絵画や写真などを披露している。19日まで。
爽やかな新緑の景色が広がる油彩画、早朝の干潟を捉えた幻想的な写真、タンチョウの親子を温かな色彩で表した色鉛筆画など、作者の感性を物語る力作が並び、訪れた人々は一点一点を熱心に鑑賞。細部まで丁寧に仕上げられた切り絵や華やかなステンドグラスも注目を集めていた。
訪れた男性(81)=岡山市北区=は「一瞬のシャッターチャンスを逃さず収めようという熱意が伝わり、感心しました」と話していた。
県と同財団が主催する第16回内田百けん文学賞の受賞作を紹介するパネル展示も行われている。