桜田ひより、舞台あいさつで涙したワケ 役に寄り添いすぎて苦しさも「今となっては最高の夏」

舞台あいさつに出席した桜田ひより【写真:ENCOUNT編集部】

映画『バジーノイズ』公開後お礼舞台あいさつに出席

俳優の桜田ひよりとグローバルボーイズグループ・JO1の川西拓実が14日、都内の劇場で行われた映画『バジーノイズ』公開後お礼舞台あいさつに原作者のむつき潤氏とともに出席した。

5月2日行われた本作のイベントで、桜田は原作者であるむつき潤氏からのメッセージを聞いて感涙する場面があった。そのことについて触れられると「なんか、ありましたっけ?」ととぼけて笑わせた。

桜田は涙したワケを自分なりに分析。「家に返って振り返ったとき、あの涙はどこからきたんだろうって考えたんです。演じた潮ちゃんと向き合っていた昨年の夏、本当に濃密な時間だった。潮ちゃんに自分自身を投影していたので、もがいていた夏でした。寄り添いすぎて自分が分からなくなってしまって……。それが先生の言葉ですべて救われた。『自分が成長するために必要なものだった』って思えた。この作品に私にとって大切な、大切なものになったんだと思えた、そんな瞬間だった」と語った。

作品に向き合う時間は苦しさもあったが、「今となっては最高の夏だった」としみじみ。「潮ちゃんには破天荒さがある。驚くような言動が多くて、それをいかに実際にいる女の子に見せなきゃいけないし、プラス関西弁だった。大変だったけど新たなお仕事の幅が広がった。自分が成長した作品です」と感謝した。

桜田が涙したイベントを観客席で見学していたというむつき氏は、「桜田さんの涙は分からない。女優さんだから(笑)。あまりにもドラマチックだったんで」と嘘泣きじゃないかとジョークを飛ばす。「イベントの数日前、プロデューサーから手紙を書きませんかとメールが来て。感想を伝える機会なかなかなかったので、喜んでいただけてよかった」とうれしそうに話した。

この日の舞台あいさつをもって、本作の宣伝活動は終了。川西は「監督やスタッフさんに助けられながら撮影したので、みなさんへの感謝の気持ちを持ってこれからも活動していきたい。『バジーノイズ』最高です!」と叫んで締めくくった。ENCOUNT編集部

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